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論理的に考える技術/図形化することで考えはこんなにまとまる

1000円以内でジブンを磨く、読んでおきたいオススメBOOK

Vol.4

コミュニケーションの基本は、人の話を聞くこと
10人のプロの聞き手が明かす、聞き方の秘訣

『聞き上手は一日にしてならず』

永江 朗
新潮文庫
438円(税別)

コミュニケーション力が現代人の必須スキルだと言われていますが、ではあらためて「コミュニケーション」の基本ってなんでしょう。

話すこと、それとも聞くこと。ジェスチャー、声、相槌、表情、目線などなど。人とのコミュニケーションシーンを考えると、いろいろな要素が入り組んで成り立っているわけです。

人との会話の中で、伝える=話すことではなく、「聞き出すこと」を意識してコミュニケーションをしている人は少ないのではないでしょうか。昨今、「質問力」というコトバを良く耳にしますが、聞き出すこと=質問力ではないと思うんですよね。「聞き出すこと」は、相手からたくさんの、そして貴重な情報を引き出すとこです。つまり一方的な質問だけでは、なかなか難しい。いまやインターネットで情報を検索するのが当り前ですが、情報を探すのではなく、生身の人間から引き出すことってとても大切なことだと思うんです。なぜなら聞き方によって、話す側にその瞬間まで忘れていたことを思い出させ、コトバ(情報化)にさせるわけですから。きちんと話すことはもちろんですが、きちんと話を聞くことの方が本当は大事なことではないでしょうか。

そこで今回紹介するのが、「聞き上手は一日にしてならず」(著者:永江朗)です。

本書は、よくある質問の方法や取材術など、テクニックを伝授するものではありません。様々な分野で活躍する「10人のプロの聞き手」へのインタビューで、ひとりひとりの「聞き方の秘訣」を明かすものです。
手にとって、読んでいただければ分かると思いますが、「聞き出すこと」の方法は一人ひとり違います。言いかえれば、これだ!っていう定番の方法はないんですよね。そしてタイトルにもありますが、誰もが経験を積むことによって、自分なりのテクニックや考え方を身に付けていることが分かります。
そうです。一日にしてならず、なんですね。

本書で自分なりの極意を語っているのは、黒柳哲子さん、田原総一朗さん、ジョン・カビラさん、糸井重里さん、小松成美さん、吉田豪さんなどなど。

聞き上手になれば、日常のコミュニケーションがもっと楽しくなるはず。まずは、「聞き出すこと」を意識することからはじめてみては。

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